2025/03/24

クラウドツール導入後の心理的な負担軽減について具体的に教えてください!

今更人には聞けないような疑問や、DX導入に対する不安を少しでも解消するために始まったQ&Aシリーズ、第八弾!

今回は、「クラウドツール導入後の心理的な負担軽減」について考えてみます。

Q. クラウドツール導入後の心理的な負担軽減について具体的に教えてください!

従業員満足度向上の主なポイント

1. 入力ミスへの不安からの解放

従来の経理業務では、手作業での入力作業が多く、決算への大きな影響を与える入力ミスが発生する可能性があり常に緊張感を強いられていました。

クラウドツールの導入により、OCR機能による自動データ取り込みや、システム間の自動連携機能により、入力ミスのリスクが大幅に減少します。転記など手入力の作業が減ることで「入力を間違えていないだろうか」という不安から解放され、より前向きに業務に取り組めるようになります。

2. 申請遅延に対するストレスの軽減

紙ベースの経理業務では、申請書類の紛失や、承認者不在による処理の遅延などのトラブルが発生することがありました。

クラウドツールを使用すると申請書類がクラウド上で保存され管理も簡単になるため紛失のリスクが削減されます。

また、承認者はクラウド上でいつ、どこでも承認作業が行うことができ、申請者は承認状況もリアルタイムで確認できるため、承認待ちのストレスから解放されます。

3. 確認作業の効率化による精神的余裕の創出

従来は、申請内容の確認や修正が必要な場合、書類の再提出や関係者への連絡などの煩雑な作業が発生し、この追加作業の対応が担当者の心理的負担を増大させる要因となっています。

クラウドツールを導入することで、申請内容の確認や修正がオンライン上で完結し、関係者間のコミュニケーションもシステム内で完結します。これにより、確認作業の負担が軽減され、より重要な業務に注力できる精神的な余裕が生まれます。

効果を最大化するためのポイント

まず、クラウドツールの標準機能を最大限活用できるよう、自社の業務プロセスを見直すことが重要です。承認フローをクラウドツールの標準ワークフローに合わせて簡素化したり、部門ごとの独自ルールを見直し、標準化を推進することで、ユーザーの操作負担を最小限に抑えることができます。

次に、従業員の理解促進と教育も必要です。実際の操作手順を示した簡潔なマニュアルの作成や、DX推進担当者を選定し、日常的なサポート体制を構築しましょう。

「システムの特性を理解し、それに合わせた最適な業務プロセスを確立する」という考え方をもとにクラウドツールを導入することで長期的な視点での業務効率化と心理的負担の軽減が実現できます。

クラウドツールで働き方改革を推進しましょう

クラウドツールの導入は、単なる業務効率化だけでなく、従業員の心理的な負担を軽減し、よりコアな業務に注力できる環境を実現します。また、働き方改革の推進にも大きく貢献し、より健全な職場環境の構築につながります。

次回は「導入支援先に聞きました!導入したツールが提供する機能のうち、最も助かっているものは何ですか?」について解説します。

クラウド化に興味があるけれど、システム移行に不安がある、従業員の心理的負担が気になるなど、お困りごとがございましたら無料相談をお気軽にご活用ください。

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