勤怠・給与計算業務を月10時間から45分に短縮！クラウドツール導入で実現した業務改革

茨城県つくば市の税理士法人FLOW会計事務所様。「FLOW DRIVEN」をミッションに掲げ、お客さまの問題解決をしていくこと、また様々な専門家とお客様をつなぐハブとしての役割を目指していらっしゃいます。
今回は、自社の業務改革についてお話を伺いました。

税理士法人FLOW会計事務所
https://flow-kaikei.com/

代表税理士：佐藤尚哉様
年商規模：1～5億円
従業員数：～50人
業種：税理士法人

月次の給与計算業務を95%削減！DXセミナーをきっかけに自社の業務課題と向き合う

この度、クラウドツールの導入支援を依頼されました。導入前の課題や支援を依頼されたきっかけについてお教えください。

佐藤 尚哉様（以下、佐藤様）：

最初は製販分離に関するセミナーで御社を知り、事務所見学をさせていただきました。
その後、実務経営サービスでDXに関するセミナーを受講し、自社の課題と向き合うきっかけとなりました。

導入前は、勤怠・給与計算関連の業務に毎月約5時間を費やしていました。
内訳として、勤怠集計や、給与計算、有給管理、給与確定後のダブルチェック作業、給与明細の印刷・封入、1件ずつの振込作業などです。

また、クラウド勤怠システムは導入していたものの、フレックスタイムやみなし残業など、変則的な勤務形態に対応した設定ができていませんでした。
1ヶ月の就業時間の集計にExcelを使用し、それをクラウド勤怠に手入力する作業に手間取っていました。
経費精算についても、kintoneでアプリを作成していましたが、結局は手入力が必要な状態でした。
クラウドツールを導入していながら、十分に活用できていないことが大きな課題でした。

信頼できるパートナー選びは人柄とコミュニケーション力が決め手に

関東圏に拠点がある中、なぜ九州の弊社に依頼されたのでしょうか？

佐藤様：

担当者の人柄とコミュニケーション力が決め手でした。
給与計算など締切のある業務は、信頼できるパートナーでないと不安です。
別の取引先とのコミュニケーションに不安を感じていた時期でもあり、アーリークロスさんの丁寧な対応は、そうした不安を払拭してくれました。

導入支援を受けられた感想をお聞かせください。

佐藤様：

導入支援には非常に満足しています。特にコミュニケーションのしやすさが大きなポイントでした。
チャットでのレスポンスの早さやスプレッドシートでの議事録共有など、情報共有が円滑に行えました。

勤怠管理では、フレックスタイム制での直行直帰や、残業時間集計などの複雑なルールを整理していただき、大変助かりました。おかげで、末締め10日払いという短いサイクルでの給与計算にも従来のような焦りを感じずに対応できるようになりました。

導入後は、King Of Timeでの勤怠の締め作業が30分、給与計算と総合振込で15分、計45分程度まで業務時間を削減できました。特に、全従業員の勤怠時間をクラウド給与にAPI連携できることに加えて、給与明細のペーパーレス化と振込作業の簡素化による効率化の効果は絶大でした。

重要なのは、クラウドツールの仕様に自社のルールを合わせていく柔軟な姿勢です。

「このクラウドツールは自社のルールに合わない」という考えでは、AIなど急速に変化するテクノロジーの波に乗り遅れてしまいます。

時代に即した変化に対応するため、私たちが適応していく必要があると考えています。

業務効率化のその先へ。ワンストップの経営支援を目指して

最後に、今後の展望について教えてください。

佐藤様：

業務時間の大幅な削減により生まれた時間は、お客様へのサービス品質向上や、新しいサービス開発に充てることができています。
また、デジタル化による正確性の向上と、人為的なミスのリスク低減も、専門家として重要な成果だと考えています。

当社のクライアントの7～8割は起業家の方々です。
スタートアップ企業にとって、税理士は最初の相談窓口となることが多く、その責任は重大だと感じています。
私たちが目指すのは、「ご相談いただければ事業に関することすべてが完結する」という状態です。
経営課題に対して、自社で解決できることは自社で、専門的な対応が必要な場合は信頼できるパートナーと連携して解決する。
そうした包括的な支援体制を構築することで、「FLOW DRIVEN」のミッションである”お客様の課題解決の起点”として、より一層の価値を提供していきたいと考えています。

今回は貴重なお話をありがとうございました！