株式会社フラッグシステム
https://www.flagsystem.co.jp/
代表取締役社長:幡司 恭平様
年商規模:1~5億円
従業員数:~20人
業種:ソフトウェア業
導入ITツール
- マネーフォワード クラウド会計(以下、MFC会計)
- マネーフォワード クラウド勤怠(以下、MFC勤怠)
- マネーフォワード クラウド給与(以下、MFC給与)
- マネーフォワード クラウド経費(以下、MFC経費)
- マネーフォワード クラウド債務支払(以下、MFC債務支払)
- マネーフォワード クラウド請求書(以下、MFC請求書)
- Manageboard
「人と人のWebコミュニケーションを支える会社」として、福岡県でWEBシステム開発を始め幅広いサービスを提供している株式会社フラッグシステム様。
更なる事業拡大を見据え、バックオフィス体制を整備するため、段階的にクラウドツールを導入しDXを推進しています。
今回は、取締役社長の幡司 恭平様にお話を伺いました。
機動的な経営判断と事業展開を行うためのキャッシュフローの可視化が課題
2020年より、弊社は税務顧問として、MFC会計を始めとしたクラウドツールの導入をご支援させていただきました。当初の課題やプロダクト導入のきっかけについて教えてください。
幡司 恭平様(以下、幡司様):
アーリークロスさんに税務顧問を依頼した2020年以前は、年に1度の決算資料の作成のみを税理士さんに依頼していました。
当時、月次の収支をExcelで管理してはいましたが、年に1度作成される決算書の数字と自身の予想にギャップがあり、キャッシュフローを可視化して経営状態を把握し、損益管理を行う必要性を強く感じていました。
売上や口座残高を一元化して月々の収支をタイムリーに把握することが素早い経営判断に繋がると考え、クラウドツールの導入についてアーリークロスさんに相談したことがきっかけです。
手間になる業務は自動化したい、特にバックオフィス周りはIT化して効率化していきたいと考えていたので、MFCプロダクトは会計とその周辺領域もすべて連携できる点が理想的でした。
経理業務の効率化・平準化を目的として、約2年かけてMFCプロダクトを段階的に導入されました。プロダクト導入を進める上で、気を付けていたことを教えてください。
幡司様:
抱えている課題を一気に解決するのは難しく、また全てのシステムを同時に変更してしまうと従業員が戸惑うので、少しずつ提案いただきながら導入していく方向で進めたいと考えていました。
会社設立当初から、まずは自身で業務を実施しながら人を育て、ある程度業務を任せられるようになったら次のステップへ移る、という流れで会社組織を作ってきました。
新しいプロダクト導入においても同様に、自身が把握している状態の中で1つずつ進めていきたいという思いがありました。
そこで段階的に導入を進めていくためのロードマップをアーリークロスさんに作成いただき、現在の状況や課題を明確にしながら小さなゴールを達成していく形で、2年間進めてきました。
過去データを活用した未来予測型の経営を実現し、売上・従業員数が2年間で2倍に
MFC会計の導入後の変化や、弊社の「成長プラン※」サービスを受けてみてのご感想をお教えください。
※MFC会計で集計した数字を基に、Manageboardを活用し未来の事業計画売上・費用、利益など、経営予測を立てていくサービス
幡司様:
MFC会計を導入したことにより、月次の売上が数字で見えるようになり、資金の把握ができ不安がなくなりました。
Manageboardを活用して、事業計画を策定し、策定した事業計画と月次決算の結果を確認しながら経営判断を行っています。
事業計画で設定した目標値にできるだけ近づけるため、中長期的な業績見通しを考慮しながら、短期的に解決しなければならない改善点や目標を立てることが可能になりました。
約2年前に税務顧問契約を締結してから、アーリークロスさんとは現在も毎月定例会議を実施しています。
現在は、2年前と比較して従業員数も売上も2倍になり、会社の成長を実感しています。
タイムリーに数字の確認が可能になり、業績の見通しが立てられるようになったことに加えて、毎月予実管理を行うことで意思決定の材料となる情報が得られるようになったことが成長の一つの理由だと感じています。
キャッシュフローの可視化により、事務所移転や採用計画などの投資判断の確度も向上し、事業投資の戦略が立てられるようになりました。
事業計画書や予実管理、業績分析などのレポートが簡単に作成できる点も助かっています。
融資審査の際など、銀行とのやり取りがスムーズになりました。
クラウドツールとBPO(記帳代行/給与計算代行)の導入でバックオフィス業務を効率化。空いた時間で組織の体制づくりに着手
MFCシリーズと平行してBPOサービス(記帳代行/給与計算代行)も契約していただいております。契約後、便利だと感じたことや効率化を実感したシーンを教えてください。
幡司様:
MFCシリーズは、API連携による各サービス間でのデータ連携が非常に便利です。
併せて、BPOで記帳代行と給与計算を税理士法人アーリークロスさん、社労士法人アーリークロスさんに依頼することで、社内におけるバックオフィス業務に必要な時間を大きく削減することができました。
クラウド上でアーリークロスさんとの資料/情報の共有や同じシステム画面へのアクセスが実現するため、現地訪問を前提としないBPO体制が構築できました。
クラウドツールとBPOの親和性の高さを感じています。
給与計算では、MFC給与を活用して給与明細を紙の運用からWeb明細をメール通知する運用に変更し、細々とした手作業が不要になりました。
特に、FBデータ生成機能を利用した一括振込機能が非常に便利です。
支払管理では、MFC債務支払を活用し、電子メールで請求書を受取・支払情報を登録・FBデータから振込処理を行うという流れで、支払請求書管理のペーパーレス化が実現できました。
一部郵送で受け取る請求書もありますが、手動でMFC債務支払へアップロードが行えるため、紙での管理はほぼなくなりました。
経費精算では、出張が増加する中で現金による経費精算が煩雑化していましたが、MFC経費で立替経費精算のルールを策定したことで、現金管理が不要になりました。
MFC経費からMFC給与へ経費精算データを連携して給与に反映する運用に変更し、経費精算業務におけるコミュニケーションコスト削減、業務時間短縮となり業務効率化を実感しています。
請求書管理では、MFC請求書はUIがすっきりしていて直観的に使いやすい点が魅力です。
各営業担当者にアカウントを付与することで、情報の集約・共有が可能になり、業務の属人化解消に繋がりました。
税理士事務所への経理資料の提出が全てクラウドツールで完結し、紙で管理する資料もほとんどなくなり、資料共有、資料管理がデジタルで完結するようになりました。
会社にいなくても業務が可能になり、時間の使い方の選択肢が増え、組織作りなど新たな施策に目を向けることができるようになりました。
プロダクトの導入を機に、会社のルール自体も整備されました。導入を振り返って、どのようなご感想をお持ちでしょうか?
幡司様:
MFC勤怠の導入をきっかけに就業規則・賃金規程を見直し、労務領域の整備ができたという点で、特にMFC勤怠の効果は大きかったと感じます。
法律で定められた枠の中でいかに自社の特性を出し、それをシステムでどう管理するかを検討する上で、社労士法人アーリークロスさんと入念にやり取りを行いました。
休日や残業の細かい計算、労働基準法に基づいた設定など、プロに頼れるというのは非常に安心でき、勉強にもなりました。
クラウドツールを自社単独で導入することは不可能だったと感じています。
アーリークロスさんに伴走してもらい段階的に支援していただいたおかげで、スモールステップを踏みながら着実に導入を進めることができました。
税務顧問から社内の業務改善まで一気通貫で任せられるという点が非常に心強く、頼もしく、感謝しています。
従業員満足度を高め、会社と従業員がともに成長できる組織を目指す
最後に、今後の課題や展望について教えてください。
幡司様:
現在は、セミナー・イベント管理サービス「イーベ!」やメール配信スタンド「iMs」という自社プロダクトがありますが、これから次の事業の柱となるサービス開発に挑戦していきたいと思っています。
事業を拡大していくための核となるのは人材だと感じていますので、今後は、採用管理、評価制度、福利厚生など会社の制度の整備に注力していく予定です。
個人のライフワークバランスを尊重しながら、従業員ひとりひとりが成長し、活躍できる機会を提供できる会社にしていきたいという思いがあります。
そのためにも、外部環境の変化や直面するニーズ・課題に応じて、柔軟に対応できる体制を整え、ライフイベントに合わせた選択肢を提示できる会社でありたいですね。
今後も引き続き、サポートをお願いいたします。
導入成功のPOINT
- MFC会計で財務データをタイムリーに把握
- MFC勤怠で就業ルールの整備
- MFC給与で煩雑な給与計算業務を自動化
- MFC経費で経費精算業務の現金精算の軽減とコミュニケーションコストの削減
- MFC債務支払で支払業務の効率化
- MFC請求書で見積書作成から請求書作成、入金管理までを一元管理
- Manageboardで予実管理し意思決定のPDCAを高速化
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