【IT導入補助金2025】補助金申請前の準備から採択されるまでを完全解説
「IT導入補助金を使いたいけど、何から始めればいいの?」「申請に必要な準備って何があるの?」そんな声をよく耳にします。
IT導入補助金の申請には、複数のステップが必要です。
この記事では、IT導入補助金の採択率90%を超えるアーリークロスが、IT導入補助金2025の申請前準備から採択までに必要な手順を詳しくご説明します。
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申請前の必須準備—見落としがちなポイント
IT導入補助金の申請には、事前に準備しておくべき重要な項目があります。
gBizIDプライムの取得
まず最初に必要なのが、gBizIDプライムの取得です。
gBizIDプライムはデジタル庁が提供する事業者向け認証サービスIDで、IT導入補助金の申請に必須となります。
<gBizIDプライムの取得の注意点>
- 取得までに約2週間かかります(オンライン申請の場合、即日発行可能※マイナンバーカードが必要)
- 法人の場合、印鑑証明書が必要です
- 即日発行のgBizIDエントリーでは申請できません
セキュリティアクション自己宣言IDの取得
セキュリティアクションとは、中小企業自らが情報セキュリティ対策に取り組むことを自己宣言する制度です。
https://www.ipa.go.jp/security/security-action/it-hojo.html
IT導入補助金の申請にあたっては、当機構が実施する「SECURITY ACTION」の「★一つ星」または「★★二つ星」いずれかを宣言していることが申請要件とされる旨、IT導入補助金事務局から公表されています。
みらデジ経営チェックの実施
次に必要なのが、みらデジ経営チェックです。
https://www.miradigi.go.jp/info/240129_1/
みらデジ経営チェックは企業のデジタル化状況を診断するツールで、IT導入補助金2024では、「みらデジ」における「みらデジ経営チェック」を交付申請前に行った事業者であることが申請要件となっていました。(申請区分により、一部加点要件となります。)
事業計画の作成
補助金申請には255文字以内で事業計画を記入する必要があります。
事業計画には、
- 現状の課題
- 導入するITツール
- ツール導入により達成すべき目標
などを盛り込み、補助金を利用し具体的にどのように活用するかを記載するといいでしょう。
申告期限に要注意
IT導入補助金の申請で、多くの企業が陥りやすいトラブルがあります。
例えば、gBizIDの取得が間に合わず申請期限に間に合わないケースや、みらデジ経営チェックの有効期限切れや書類の有効期限切れにより、申請をやり直さなければならないといったことです。
こういった問題を防ぐため、申請スケジュールを事前に把握し、余裕をもって準備に臨みましょう。
具体的な申請手順
ここからは、IT導入補助金申請の具体的なステップを説明します。
STEP1:事前準備
- 申請スケジュールの把握
- gBizIDプライムの取得
- セキュリティアクション自己宣言IDの取得
- みらデジ経営チェックの実施
- 事業計画の作成
- 添付書類の準備(決算書、履歴事項全部証明書、納税証明書など)
STEP2:ITツールの選定
- IT導入補助金対象のツールを決定
- IT導入支援事業者への相談
- 見積書の取得
STEP3:申請書類の作成、提出
- 申請マイページの開設
- 基本情報と事業計画の入力
- IT導入支援事業者の確認後最終提出
ITツールの導入と補助金の交付
無事に申請書を提出したあとは、補助金の採択決定後にITツールを導入・活用します。
その後、IT導入補助金事務局へ導入費用の支払い証憑や導入ツールのキャプチャなどを提出いただき(実績報告)、審査を経たのち補助金が交付されます。
申請の成功へ向けて、今すぐ始めるべき準備とは
いかがでしたか?
IT導入補助金の申請を成功させるためには、早めの準備と計画的な進行が重要です。
特に、gBizIDプライムの取得には時間がかかるため、申請を検討されている企業は、まずはここから始めることをお勧めします。
また、みらデジ経営チェックは、自社のデジタル化の現状を客観的に把握する良い機会にもなります。これらの準備を整えることで、スムーズな申請が可能になります。
詳しい申請要件や補助金額については、IT導入補助金事務局のウェブサイトでご確認ください。
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これから申請をお考えの方は、ぜひご一読ください!
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